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こんにちは!
1歳と2歳の2人の男の子を子育て中のママです!
長男は、2歳7ヶ月の時に発達障害・自閉症スペクトラムと診断を受けています。
1歳半健診で発達の遅れに気づき、発語がないなどの理由から「もしかして自閉症?」と疑い始める方が多いのではないでしょうか。
私も、長男が2歳を過ぎてから自閉症を疑い始め、夜な夜な検索魔になる日々でした。
ネットで自閉症の特徴について調べても、当てはまるものと当てはまらないものがありませんでしたか?
実は、自閉症スペクトラムの症状は、1人1人違うため、全ての特徴に当てはまるとは限りません。
今回は、同じように発達障害、自閉症スペクトラム(疑い)の子供の子育てをしている50名のママさんに、「子供の発達が気になり始めたきっかけ」についてアンケートをとりました!
また、長男の自閉症と診断されるまでの記録もお伝えします。
子供の自閉症を疑い始めたきっかけ
自閉症と診断済みの長男の0歳~2歳半までの様子
※本文では、自閉症の子に見られる特徴をたくさん挙げています。
それらに当てはまるからといって、必ずしも自閉症というわけではありません。
気になることがあれば発達の専門医に相談してくださいね。
自閉症スペクトラムの特徴ってどんなの?
「自閉症 特徴」とネットで調べると、
・笑わない
・目が合わない
・人見知りしない
・抱っこすると嫌がる
こういうものが、よく見られるのではないでしょうか。
また、「クレーン現象」「指差ししない」「発語がない」などの気になる動作や発達について調べて、自閉症という言葉にたどり着く人もいると思います。
私は、長男の発達の遅れが気になり始めて、「クレーン現象」「2歳 喋らない」「つま先歩き」等を検索して、「自閉症」にたどり着きました。
でも、自閉症の特徴を色んなサイトで見ていると、当てはまるものと、当てはまらないものがありました。
そのため、2歳を過ぎた頃は、本格的に自閉症を疑うことはありませんでした。
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同じ自閉症と診断されている人でも、1人1人特性やこだわりが違ということを知らなかったんですよね。
自閉症の特徴は、1人1人違う
発達障害や、自閉症スペクトラムの人に見らえる特徴は、1人1人違い、また環境や発達段階によって、出方や強さが変わります。
中には、赤ちゃんの頃から特性が見られる子もいます。
先ほど挙げた「笑わない、目が合わない、人見知りしない、抱っこすると嫌がる」等は、赤ちゃんの頃にも見られる特徴です。
これらの特徴が見られる原因は、
①人との関わり・コミュニケーションが苦手
②こだわり・興味が限定的、偏りがある
こういった自閉症スペクトラムの人たちの特徴が起因しています。
しかし、長男は先ほど挙げた特徴は1つも当てはまりませんでした。
よく笑い、目も合うし、人見知りもあったし、抱っこも大好きな赤ちゃんでした。
特性の強さは1人1人違い、また、特性が現れるタイミングも違います。
1歳半健診で指摘されたり、保育園・幼稚園など集団に入ってから見つかる場合
小学校・中学校以降で、勉強についていけない、人間関係がうまく築けないなどから気付かれる場合
中には、大人になって就職するまで気づかれない人もいます。
小さいころに見られた特性は、成長と共に緩和したり、環境の変化で強くなることもあります。
同じ人間が1人としていないのと同じで、自閉症スペクトラムの人が全員同じ特性を持っているわけではなく、一度現れた特性がその先ずっと続くとも限りません。
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自閉症スペクトラムは、本当に難しい障害ですね。
自閉症児ママに聞いた!発達が気になり始めたきっかけは?
どういったきっかけで、子供の自閉症を疑い始めたのかをSNSを利用して、50名のママさんにアンケートをとりました。
ランキング形式で紹介します。
ご協力をいただいたママさん、本当にありがとうございました!
※複数回答ありのため、とてもたくさんの意見があります。
自閉症を疑いきっかけ:1位~16位
1位:言葉の遅れ(21票)
2位:指差ししない(15票)
3位:目が合わない、合いにくい(10票)
4位:つま先歩き、健診等で指摘された(7票)
小児科の先生、保育園の先生に指摘された、10ヶ月健診、1歳半健診、3歳児健診で指摘
6位:呼んでも振り向かない・話しかけても反応しない(6票)
7位:クレーン現象(5票)
8位:物を一列に並べる、ぐるぐる回る、回すこと・回るものが好き(4票)
11位:出来ていたことが出来なくなる、言葉の指示が通らない、落ち着きがない、育てにくさを感じた、周りの子を見て気付いた(3票)
16位:逆さバイバイ、笑わない、人への関心が低い(2票)
「言葉の遅れ」がダントツ1位という結果でした。
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私も、言葉の遅れから自閉症を疑い始めましたのですが、検索で「2歳 喋らない」と打つと、すぐに発達障害の言葉が出てきますから、疑わざる負えないですよね…
自閉症を疑い始めたきっかけ:その他(1票)
<行動>
模倣無し、喃語がない、バイバイしない、拍手しない、いないいないばあをしない、指さした方を見ない、人見知りしない、後追いしない、手が汚れるのを嫌がる、よく泣くが抱っこしても泣き止まず海老反り、逆さピース、歩かない、コケることが多い、手をパタパタする、偏食、火傷で泣かなかった、オウム返し(エコラリア)、癇癪、切替ができない、エスカレーター・芝刈り機が異常に好き、兄二人の名前と顔の区別がつかない、色の名前が分からない、果物や動物の名前を覚えられない、異食症
<母親の気づき>
児童館の体操やリトミックに興味を示さない、定期的に市の親子教室に通っていたが、いつまでも慣れることができなかった、子育てサロンにいっても泣いて部屋で遊ばない、母子手帳に初めて「いいえ」がついた、言葉の出始め・増え方・話し方に違和感、母親大好き!が感じられない
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本当にたくさんのご意見いただき、協力いただいたママさんありがとうございました!
このような子育ての悩みや、大変さから”育てにくさ”を感じているママさんが非常に多くいました。
別途、「育てにくさを感じたことはあるか?」という質問をしたところ、104人のママさんが回答してくださいました。
結果は、「育てにくさを感じたことがある」が78%、「育てにくさを感じたことはない」が32%でした。
8割近いママさんが、育てにくさを感じていたのです。
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1つだけじゃなく、いくつも気になることがあるので、そりゃ育てにくさを感じますよね…
私が息子の自閉症を疑うまでのこと
2歳7ヶ月で自閉症スペクトラムと診断された息子の記録です。
1歳まで発達スピードは平均的でした
「マイペース」「ちょっと変わった子」という印象はあったものの、子育てで困ることはなく、よく寝て、よく食べ、よく笑う子でした。
もちろん、”育てにくさ”は感じたことはなく、むしろ”育てやすい”と感じていたくらいです。
1歳半健診は、要観察
1歳半健診の時点で、意味のある発語は5個でした。
「パパ、おいしい、まんま、ワンワン、好き」
ただ、以前よりマイペースな子と思っていたので、保健士さんとのお話でも「お母さんがそこまで心配していないなら、といあえず2歳まで様子を見ましょうか」と、要観察。
むしろ、要観察も私が希望して要観察にしてもらったくらい、保健士さんの目からも特段気になることはなかったようです。
2歳、言葉が増えず・・・
2歳になっても、言葉が増えない長男。
むしろ、1歳半で言えていた言葉を全く言わなくなってしまいました。
出来ていたことをやらなくなったり、呼んでも振り向かない、話しかけても無反応、いつまでも手づかみ食べ。
「ワンワンどれ?」などの質問は極度に嫌がり、大好きだった絵本も読もうとすると投げるようになりました。
一番気にしていたのは、私が「見て、飛行機だよ!」と空を指さしても、指さした先を見ないこと。
後ろにあるよ、そこにあるよ等も全く通じませんでした。
男の子だし、一人目だし、一応言っていることは分かっているようだけど…
少しずつ違和感を覚え始めました。
これってイヤイヤ期・・・?
2歳を過ぎ、徐々に癇癪を起こす頻度が増えていきました。
家でも外でもどこでも、嫌なことがあるとすぐにひっくり返って泣き叫びます。
その原因が何か分からず、途方に暮れる毎日。
言葉での指示の通りにくさを強く感じ始め、保健士さん、心理士さんに相談し、市の言葉の教室に通いました。
根本的に違う気がする
言葉の教室に通って気付いたのは、他の子たちと息子の様子が根本的に違って見えました。
言葉でうまく表現するのは難しいのですが、息子だけ世界が違うような・・・
動きも、こだわるところも、コミュニケーションの取りづらさも息子だけ明らかに浮いて見えました。
そして、「長男の発語を、もっと具体的に支援してくれる場所に行かなければいけない」と、感じました。
1歳になった次男と比べ、違和感で済まなくなる
2人目ということもあってか、発達スピードは長男よりもずっと早く、何より”こちらが言っていることを理解している”と、よく感じました。
次男が1歳になった時、長男の1歳のころと明らかに違いました。
一番違うと感じたのは、私が怒っている時。
長男は、いくら注意しても伝わっているように感じず、ぷいっと目をそらしたり、すぐにどこかへ行ってしまったり…
当時は、まだ言葉を理解していないから、そんなものかと思っていました。
でも次男は、少し強めに名前を呼ぶだけで、悪いことをしてる!と気づくようで、手を止めたり申し訳なさそうな顔をしたりします。
次男と比べるようになってから、長男に対する違和感は、違和感ではなく「自閉症疑い」に変わっていきました。
その後、2歳5ヶ月の時に市の発達相談センターで新版K式発達検査を受け、発達の偏り・遅れが見つかり、2歳7ヶ月の時に児童精神科クリニックで自閉症スペクトラムと診断を受けました。
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言葉の遅れから始まり、徐々に育てにくさを感じ始め、最終的に次男と比べたときに、「長男が普通じゃないんだ」と気づきました。
まとめ:自閉症の特徴は1人1人違う
自閉症を疑い始めたきっかけTOP3
1位:言葉の遅れ
2位:指差ししない
3位:目が合わない、合いにくい
長男も、言葉の遅れ、指差しをしないは当てはまりましたが、「目が合わない」とは感じたことはありませんでした。
1人1人特性が出始めるタイミングや強さは違う
成長や環境によって特性の現れ方には変化がある
同じ人間が一人としていないのと同じで、同じ自閉症スペクトラムと診断を受けていても、1人1人特性やこだわりが違います。
長男も、「言葉の遅れ」「指差しをしない」が当てはまりましたが、2歳半頃から指差しはできるようになり、2歳10ヶ月には言葉の爆発期に突入し、二語文も出始めました。
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他にも出来ることも増えたし、すごく成長を感じています。
成長と共に新しく出てきた特性や強くなったこだわりもあります。
もし、現在、子供の発達が気になっていたり、育てにくさを感じている方は、早めに市の保健士さんや発達専門医へ相談することをおすすめします。
その際は、気になること・困りごとを紙に書き出していくと、お話がスムーズですよ。
Instagramでは、より詳しく長男のことや自閉症の子育てについて発信しています。
よければ、覗いてみてくださいね!
コメント
読ませていただきました。
息子は3歳と0歳。
今のところ何も出ていませんが、
今までに何度も自閉症なのか?
と思う場面はありました。
正直子供の成長を見るのは初めてなので
違いが分かりませんからね。
この記事を参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
katura様
読んで頂き、ありがとうございます!
私も同じように、特に1人目だったので、「これが普通」と思い育てていたので、
なかなか気づくのは難しいと思います。
参考になりましたら、幸いです。