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PCモニターの価格は、下がってきていますが、いざ買おうと思うと高くて手が出ません。
4K(4096×2160)、8K(7680×4320)へと高画質化していますが、使用用途によっては、FullHD(1920×1080)・HD(1280×720)画質で必要十分だったりもします。
そんな時は、使わなくなったノートパソコン格安でPCモニターとして復活させてみましょう。
ノートパソコンの液晶モニターを再利用する
10年以上前のノートパソコン「FMV-BIBLO NF40Y」の液晶モニターを再利用します。
電源を入れ、液晶モニターが再利用できることを確認します。
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この時点で、ACアダプター・内蔵バッテリーを外しておきましょう。
液晶モニターの型番を確認する
液晶モニターの外枠(ベゼル)を外していきます。
プラスドライバー、マイナスドライバー、プラスチックの下敷きなどの薄くて丈夫なものがあれば、外しやすいです。
クッション材のネジ隠しを外し、液晶モニター外周部のネジをすべて外します。
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液晶モニターの外装材も合わせて再利用するので、クッション材やネジの紛失・破壊には十分気を付けて下さい。
外枠(ベゼル)の隙間にプラスチックの下敷きやヘラ、ピック等を差し、スライドさせれば外れます。
無理矢理ではなく、豪快に外すことも必要です。
液晶モニター下部のヒンジ部分がネジ止めされています。
このネジを外すと液晶モニターを支えるものは何もありません。できる限り、液晶モニターを倒して脱落しないように気を付けて下さい。
上)LVDSは、テープを剥がして下側に引くと簡単に抜けます。
下)インバーターに繋がるバックライト用電源コネクタも引き抜くだけです。
これでノートパソコンの分解は終了なので、液晶モニターの型番を確認します。
「LP154WX4 (TL) (C3)」が液晶モニターの型番になります。
液晶モニターの仕様を確認する

https://www.panelook.com/
「Panelook(パネルック)」というサイトで液晶モニターの型番を検索して仕様を確認します。
英文サイトですが、ブラウザの日本語翻訳機能を使えば問題ありません。
- モニターのサイズ
- 解像度
- 照明タイプ
- 接続のピン数

モニター仕様の検索方法

モニターの仕様一覧
日本語翻訳が正しくありませんが、液晶モニターの仕様を確認できれば問題ありません。
- モニターのサイズ:15.4インチ
- 解像度:1280×800
- 照明タイプ:1CCFL
- 接続のピン数:30ピン
LCD(LED)コントロール基盤を購入する
LCDパネル・LEDパネルどちらも、コントロール基盤の購入手順は同じです。
以下のセット品を購入します。(ACアダプターは別売り)
- メイン基盤
- コントロール基盤
- インバーター(LCDパネルの場合)
- リモコン(必要に応じて)
- ACアダプター(別売り)
LCD(LED)コントロール基盤の購入先は、2つあります。
1「AliExpress(アリエクスプレス)」
「とにかく安く済ませたい、時間が掛かってもいい」という方は、AliExpressでお買い求め下さい。
2「Amazon(アマゾン)」
AliExpressの1.5倍程度の価格になりますが、到着が早くサポートもあるので、安心感はAmazonの方があります。
ACアダプターは、家にあるもので流用できる可能性があります。
必要電圧・電流は、「12V 2.0A」などと記載されている場合、電圧12Vで電流2.0A以上のACアダプターであれば、流用出来ます。
AliExpressからの購入方法

AliExpress:https://ja.aliexpress.com/
「型番(LP154WX4-TLC3)」又は、「型番(LP154WX4-TLC3)+コントローラー」で検索します。
※「-TLC3」なしでも問題ありません。
以下が写っている商品写真を探します。
- メイン基板
- コントロール基盤
- インバーター(LCDパネルの場合)
- リモコン(必要に応じて)
以下2点確認して購入します。
- 商品説明内にモニターの型番が記載されているか
- 必要な入力端子が用意されているか
(HDMI、DVI、VGAなど)
Amazonからの購入方法

Amazon:https://www.amazon.co.jp/
Amazonも同じく、「型番(LP154WX4-TLC3)」又は、「型番(LP154WX4-TLC3)+コントローラー」で検索します。
※「-TLC3」なしでも問題ありません。
以下が写っている商品写真を探します。
- メイン基板
- コントロール基盤
- インバーター(LCDパネルの場合)
- リモコン(必要に応じて)
Amazonの場合、商品名にモニターの仕様が記載します。
以下2点確認して購入します。
- 商品説明内にモニターの型番が記載されているか
(LP154WX4のみの記載でしたが、問題ありませんでした) - 必要な入力端子が用意されているか
(HDMI、DVI、VGAなど)
組立て
Amazonで購入したLCDコントロール基盤を仮組し、動作確認をします。
以下、ケーブル・コネクタを繋ぐだけです。
- LVDS
- バックライト用電源コネクタ
- HDMI
- ACアダプター

LCDコントロール基盤の動作確認
配線を納めて、外枠(ベゼル)・ネジを取り付けて完成です。
100均のタブレットスタンドを使用しました。
まとめ
PCモニターは、安くても1万円以上はするので、家に転がっているノートパソコンのモニターを再利用してみました。
普段は、デュアルモニター、兼用でラズパイ用として活用していこうと思います。
掛かった費用は、LCDコントロール基盤セット(¥3,550円)タブレットスタンド(¥110円)合計¥3,660でした。
AliExpressでLCDコントロール基盤を購入した場合は、¥2,098円になります。
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これで私のどけち病は、治りました。
おまけ
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LVDSは、モニターの背面に穴をあけて取り出しましたが、基盤むき出しです。
後日、基盤を納めるケースを自作しようと思います。
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